犬猫の歯周病の予防や治療について
良く聞かれることがあります

人のインプラントは犬からはじまっているそうです。
犬のインプラントが成功したから、人もされているそうです。

歯周病には歯肉炎という、歯肉が炎症起こす病気と、
歯周炎という、歯を支えている歯根膜や骨が炎症起こして腐る病気があります

歯周病の原因は歯周病菌でヌルヌルしています!
歯石は口の唾液のミネラルが石灰化して死んだ歯周病菌も入っています。

歯石で歯肉炎や歯周炎にはならないのだけど、
あれの周りに、ゴツゴツしているので
生きた歯周病菌は特に付きやすいし、歯石の下の歯周病菌はブラシで取れないので、
邪魔だから除去!って感じです。

歯石には2種類あって
外から見える白い歯石(歯肉縁上歯石)と
歯肉の下の見え無い歯石(歯肉縁下歯石)があります

ま、そんな基礎知識を持って
この本達を読んでいただけたら

ネット等は、歯磨きだけして
歯石が一見ついてないと
歯周病はOK!みたいな記事やYouTube

獣医師さんが書いていても
ありますのでご注意ください💦

なぜなら、獣医大学では歯科の基礎教育は
基本無いのです。
6年制で人の医師と同じですが
カリキュラムに無いものは、基本の授業は無いのです。
歯周病が全身にいく怖い病気!位は
一般の方でも、色々な本を読めば判りますが

それ以上のことは、人の医師も歯学部に編入して
歯科を学ぶことになるのは
同じことです。

私は、25年くらい前から
アメリカ獣医歯科専門医の先生の勉強会やアメリカ獣医歯科学会のトレーニングコースや、小動物歯科研究会とかもコース認定もとりましたが、
勉強は終わらずやり続けていかないと💦
で、まだまだ一生勉強している処です。

簡単な基礎はこの本とか、

人の日本歯周病学会が書いてくださっています。
入れ歯は犬猫は、口の構造から
入れられませんが、
それ以外は、同じ感じで予防や治療できます

歯磨きというか、プラークコントロールは
犬の虫歯はほとんどなく
猫の虫歯は0ですから

犬猫は子供用歯ブラシだと、先が虫歯用なので
痛いのもあり、お勧めしません!

動物用でも、サンスターの歯周炎用の先が細いのか、人の歯周炎用の毛の部分を抜いてコンパクトにして使う裏技もあります

歯ブラシを噛ませるとか、
何か毛のあるのを噛ませて
歯ブラシ代わりとは

人もやれそうか考えて
行動してみてください

人の歯周炎の磨き方を参考に
歯石の付きやすいこととか、考えないで
人と同じように普通にプラークコントロールしてください!

犬犬猫は
子1歳過ぎたら
歯肉炎起きて痛かったり、
怖い顔で飼い主さんが歯磨きしようとしたり
りして、逃げてしまうことが多いです。

歯科に詳しい獣医師に相談してみてください

歯科に詳しい獣医師は、見分け難しいですが
超音波スケーラーは
ほとんどの動物病院は持っています
高くても50万しませんし、
簡単に、見えてる歯石取れる為です

最低限

・歯科専用レントゲン装置がある
・歯科のデンタルユニットがある

デンタルユニットは、人の歯医者さんみたいに、
高速タービンや吸引器や、水や空気の出る装置が、セットで付いています。

それぞれ、150万以上はするのですが
獣医師の方が、動物の歯科を勉強したい方には
ほぼ必須アイテムなので
コレを持たれていると、
何らかの方法で歯科の勉強をされているんだなーと
感じる最低限グッズなのと
高価なので、買えばホームページ等には
書く先生が多いので
歯石取り以外の歯科をされている目安になる気がしています。

ブラシの当て方は
私のお友達でもある、この方の本がおすすめです

歯を磨くより、プラークコントロールだよ!って
一生懸命書いてくださっています

実は歯科医院で歯ブラシ指導しても
保険点数=収入が1000円いくか?いかないか?
らしく

皆さんに聞かれて指導してたら、歯科医院は経営困難になりそうなんだそうです。

結構時間取られますものね。
読んでみてください💦