くじらの本のご紹介です!

私が、鯨に興味を持ったキッカケになった本の紹介をさせていただきます。
ソレはこの本!

この本は加藤秀弘先生という鯨類研究者で東京海洋大学名誉教授である
本です。
そういえば、「鯨のレストラン」という映画にも、この先生は出ておられました。
さて、この本を読むことで知ったことは、
まず鯨!とひとくくりに考えていたのが、
大きく2つにまず分類されることが判りました。
私はそんな種類があると聞いたことはあったけれど、実際治療するワケでも授業で習うワケでもなくて
関係ないやと、実は気にもしていませんでした
さて、その2種類の鯨とは
①髭(ひげ)クジラ
②歯クジラ
この2つの種類のクジラは
著者さんが
「この2つの(鯨の海への)適応戦略というか、ポリシーの違いは、相当かけ離れている。同じ鯨という名称の中に押し込めるのも、はばかれるほどの違い」と表紙の内扉?に書いておられる位です
例えば
①ひげクジラ
環境調和型
〜シロナガスクジラとかがここに属していて、ひげでオキアミとかを濾して食べたりしています
②歯クジラ
開拓型
歯があるのが特徴で、色々な魚とかをガンガン食べたりするそうです。
マッコウクジラとかがこれに分類されます。
〜一時、クジラの脳の油が宇宙産業とかに役に立つと言われて採られたのがマッコウクジラが多かったようなのですが、
時々海に集団で打ち上げられたり、この前大阪湾に迷いこんで亡くなり、数百万かけて、海に沈めた「クジラの淀ちゃん」は推定年齢50歳位のマッコウクジラで、70年位生きるこの鯨としては、中年男性とされる年齢だったそうです。
オジサマ鯨に、淀ちゃんだなんて(^_^;)
ちなみに余談ですが、鯨といえば、私のイメージの
原点はピノキオを飲み込んだ鯨!
アレは歯があるけど、顔がシロナガスクジラみたいらしく
一説では、マッコウクジラとシロナガスクジラのミックス鯨として妄想で書かれたのでは?と説明がありました。なるほど~でした
さてこの本を読むと、そういった鯨の種類から始まり、学者の先生達が実際海に出てフィールドワークをされ、大変地味な作業をされ鯨のことを調べてこられたからこそ、鯨の実態も判ってきたのだと少しですが感じました。
実態を調べた鯨を、流通させることは、合法的なのに
それさえも、海外は騒いで調査の邪魔さえしていたのです。ヒドイ
映画の「ビハインド・ザ・コヴ」の時には、世界的な捕鯨の委員会IWC脱退はとても大変だったんだなー位には感じていましたが、
自分には関係無いし(^_^;)とまだまだ思っておりました。
この本を読むと、その場に直接関わった著者ならではの、その時の他の国の色々な対応が書かれていました。
日本の海外との対応、鯨のことだけにしても、このままではアカンやろ?!と思えました。
そしてこの本でも、IWCをやめたままでは、逆に今後色々国の対応としても心配だと書かれていました。
ここ、鯨に興味ない方でも必見だと思います!
日本このまま、海外にやられっぱなしの交渉力の低さは大丈夫?!
ノルウェーに見習って、作戦考える時なのではないか?!と私も色々と考えさせられました。
今の私に出来ることは、
鯨のお店に行って食事したり、鯨肉を買ってみたり、時々こうやって鯨のことを
少しでも、皆さんに知っていただく位です。
あとは今は横浜、今週土曜から神戸の元町で、その後名古屋、栃木等で上映される「鯨のレストラン」が全国で上映されることを、そっと♥願う位です。
最後に、へーっと思ったのが、この本の著者出版を、頑張れた一つのキッカケが鹿児島水族館の女性獣医師の大塚美加さんの一言だったことです。

おお、獣医師がこんな処で出てくるのか?!でした
子供さんのおられる方はいかがですか?
実は、イルカも鯨の1種だそうで、歯クジラの仲間だそうです。
なるほど~知らなったーでした。
実はイルカの歯周病が酷いことは
小児歯科医の岡崎良秀先生に
教えていただいたことがあります。
水族館も、歯のある動物は
実は獣医歯科医の出番なのです。
その話しは、又いずれ
さて彼女が、水族館の獣医師として働く本を書くときに、この加藤秀弘先生にご指示を仰がれた経緯があったそうなのです
この本は鯨の本としては比較的新しく、840円と安くKindleでも読めて
鯨の生態系から社会情勢まで知れて超オススメです!
アマゾンの購入先は、コメント欄にも貼っておきます
  1. https://amzn.asia/d/7PS3Qhj
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猫ちゃん、吐く=毛玉=繊維の多いフードやオヤツやってませんか?

当院では.猫を飼ったらまずいうことは

 毛玉が詰まると思って、高線維のフードを猫にやらない、買わないようにとお伝えしています
便秘の原因には人も猫も色々あります

 

繊維不足だけでなくて、水分不足も多い

中には腸の動きの悪いのもいますが

 

まずは、色々考えるより

圧倒的に水分不足は多いです。

 

私は25年前以上に

カナダの元猫学会の会長さんの

バーバラ先生のセミナーをお聞きしたのがキッカケ

 

バーバラ先生は当時から

猫に毛玉のフードはやらないこと、むしろ逆に便秘にさせる、脱水が1番の猫の便秘の原因! 

とおっしゃっていて

 

若き私は、感動して本気で猫の飼い主さん達に

ソレを言いまくり、脱水をフードの水ましや

通院で気楽に点滴することで、

吐く猫の便秘を治し、元気にしてきました!

 

 

歯石予防のフードも、ドライ食べてて予防にはならない!

から、フードは売れませんでした

 

それは今も

経営的にはアカンですが、毛玉フード買ったらアカンよって言ってるのに、歯石に効くフードなんてあるワケないやん

そもそも歯石予防は歯周病とはあまり関係ないし

ドライフードや煎餅食べて

歯周病予防になるとは、歯科医の先生は

言わないですよね?!

 

獣医師さんだけ、言うのは特に日本は

歯科の基礎授業が今もないからですね

 

アメリカでも、動物歯科を勉強されてないと

日本と同じ感じということです

というより、療法食フードを売らないと

経営には+にならないから、いかにどのフードを販売するかは、学会の経営セミナーや

フードメーカーさんと獣医さんのコラボ無料セミナーは、ランチョンセミナーとして必ずあるので、販売のヒントにするために、人気があります。無料のお弁当も付いてきます。

 

私だって、一応経営は大切だし、ランチを買いにいかなくて良いので、お弁当も食べたい(^_^;)

から参加します

 

でも、うちの猫の飼い主さんには、毛玉予防や便秘予防や吐き気予防に高線維フードはずっと出さないです。

むしろ、買ってはだめだよ

なぜならと色々お教えしています。

 

病気にさせたくないから

 

あと、便秘=便が出ないんじゃないこと

覚えてて!

とも伝えます。

人もそうです。

 

https://jp.rohto.com/learn-more/gastrointestinal/benpi/korokoroben02/

 

飼い主さんは、犬猫が食欲なくて、便が作られないようになると、便が出ないので

便秘です!とおっしゃることが多いです

 

人なら、そんなこと言わないだろうと思うのだけど、感覚が違う感じです

 

特に猫は、繊維の取り過ぎ、与えすぎで

便が太く、固くなって  便秘?!出づらいのが多いです

 

繊維取り過ぎ便秘です。

フードメーカーの宣伝にはこんなうたい文句で

 

・毛玉を吐く猫

・便秘

・吐く猫

・インドア猫

・肥満猫

沢山ありますよね!

私がフードの会社なら、飼い主さんの気になるポイントを、キャッチコピーにして販売します

 

売れないと困るから。

 

こんなフレーズの書いたフードは

ほぼ繊維たっぷりです

 

可哀想だなと思うのだけど(^_^;)

メーカーさんは強いし

フードを売ることは、動物病院では

死活問題です。

 

私も、バーバラ先生に出逢わなかったら

飼い主さんに、フードを勧めてたと思います

経営だって楽だったろうな

 

バーバラ先生の言う事を信じて

フードを勧めないで

吐き気や便秘の猫を治してきたので

自信があるのです

 

勿論逆流性食道炎の猫も多いです

 

それはその内服やるけど

圧倒的に便が固くていきんで

吐く猫は多いです

 

他院の転院してきた猫達さんです

 

例えば、このペルシャさん

便の大きさが1,8センチ位はあります。

 

うちの猫がこんな便をしたら、

出すの大変だ!と思える大きさです

 

高線維のフードを食べ、毛玉用のオヤツをたべ

色々繊維のオヤツもあげてたそうです

 

そして時々便がでづらくなり

点滴したり

 

で、でかいウンチ!

 

 

元々、膀胱炎で来院されましたが

それは抗菌薬と抗炎症剤で良くなってきました!

 

でも、元々は便が固くてお尻すってて

その便か膣とかから膀胱炎を起こした疑惑でした

 

新しい高線維のフードを買ったばかりなのでせめて、半分にへらして、綜合栄養食の缶詰とかで補いつつ、皮下点滴に来院して脱水を補いつつ、

大きな便を出してしまい、その後スムーズな柔らかい便がでるよう、サポートさせていただきたいと思います

 

どうぞお大事に!

 

 

 

 

 

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転院してきたワンちゃんは痒み=アポキル投与されてるのがほとんど!がとてもに多い理由

当院に新規のワンちゃんがグンと増えるのが

6月位からで、秋もグンと増えます。

ベスト1は痒いワンちゃんが多いです。

 

この痒いワンちゃん達の

薬の使用履歴をお聞きすると

ほぼ、アポキルか+サイトポイントです

 

何でもかんでも、痒いとアポキルです。

ステロイドは怖いから危険だからと

いきなりアポキルのようです

 

痒い→アポキル→痒い→アポキルの感じ

この前の皮ふ病学会のサブの勉強会でも

アジア皮ふ専門医の先生が

「最近の獣医さんは、ステロイドの使い方が判らない若い先生もおられるみたいです

ホントにアレルギーなら、

アポキルはステロイドで急性炎症を抑えて

長期に痒みを抑える必要があるなら

アポキルやサイトポイントを使うのが

ゴールデンスタンダードなのですが」

 

ホント、ステロイドは危険な薬ではなくて、

使い方のテクニックが確かに問われるけど

キチンと使えば確実で、アレルギー

特に環境アレルゲンのアトピーなら

獣医アトピーアレルギー免疫学会では

3日間低用量で使えば、サッと痒みが消えるハズです!からキチンとつかいましよう!

と会長さんもおっしゃるとおり

うちでは、アポキルはどうしても

耳の治療が高齢で飼い主さんとご相談で

麻酔を頻回にはかけたくないという方位で

ほぼアポキルを飲む必要、というか投与している

犬猫はいないというのが実情です

 

毎日1から2軒以上の新規の

痒いワンちゃんが来ているのに

当院では

アポキルを出さないですんでいます

というか、ホントにその犬猫が

気にして居るトコロを治療して、

スキンケアをご指導治療すると、

今まで飲ませてにおられた薬が不要になってしまう、結局は今まで飲ませておられた

アポキルやサイトポイントがやめられてしまう。

ということになってしまうのです。

 

モチロン中には、アレルギーのワンちゃんも居るけど、数値が高くても

薬は不要か、状態により抗ヒスタミン位で

予防できる犬は多いです。

食物アレルギーも、最初はあげている

ワンちゃんも多いけど、

当院での基本の治療が終わると

「やめてみたかったら、強制しないし怒らないから、自己責任でやめてみても良いですよ。又痒みが食物のせいの気がしたら、リ・スタートしたら良いですし」と言うとやめてる方もいます。

 

でも、アポキルを投与されてる犬の中には

時々

アレルギーではない、所謂人の膠原病のような

タイプの皮膚である

.免疫性の皮膚炎

一見、膿痂疹の酷いタイプに見える

.皮膚の腫瘍

 

もありますから、アトピーと思い込まれていた

ワンちゃんは、可哀想だったという経験もあります。

 

こんな時は、やはり

獣医皮膚病学会で学んできたことが

役に立つことになります。

 

何でも勉強して、引き出しは多く持つもんだなと

いつも思います。

 

昨日は、久々そんなワンちゃんを拝見して

当座、少しでも皮膚の状態が良くなりますようにとスキンケアはご指導させていただきました。

 

診断も大切だけど、それには

お金も時間も必要!

少しでも、生活の質をあげてあげることは

とても大切と思います。

 

今後、良かったら皮膚のパンチバイオプシーをしましょうね!と飼い主さんには

お伝えしました。

人だとこんな感じです。

 

麻酔無しでも耐えるかもですが、

このワンちゃんは12歳?!で

歯磨きされてるので一見、歯は綺麗なのですが

歯磨きしてても、人も歯周病、特に歯周炎は

外からの見えないので、歯周炎になるのと同じなので、隠れた炎症として皮膚に炎症を起こすことがあるので、今回チェック&治療は必要です。

 

昨年、これと歯周病や外耳炎と皮膚との関連犬猫は、多分私以外は発表された方はおられないので、きっと皮膚の再発する膿痂疹とかは

コレも多いのではと思います。

 

コレからも色々発表していきたいテーマです。

 

当院では真の痒みの元をさがせ!

痒いんじゃなくて、犬猫が気にしてるとか

身体の感染の反応だったりします

 

逆に当院に来て、キチンとやると

アポキルをやめられちゃう犬がほとんどというか、今のところ全部です

 

 

ベスト2は歯が気になるワンちゃん

 

猫ちゃんはまだまだ少ないです。

歯耳(皮ふ)診る座とかけて、Hamilzaハミルザ動物病院なので、頼りにしていただけてると思うと特に嬉しいです♥

 

最近は芦屋や西宮や尼崎、宝塚と

比較的近くの方が増えましたが

 

神戸、大阪でも南の端っこ(すみません土地勘が無くて)の方の方も、湾岸線でヒュンと

来て下さっているようです

 

私も最近歯医者さんが、難波の向こうで

電車で1時間位必要なので

遠くから来て下さって、ありがたいなぁと

つくづく思っております

 

 

遠い方だと、広島や岡山、四国、名古屋

位からの方もおられます。

 

今日はとても近くの方が、ハムスターさんを連れてふらっと来院されました。

 

基本当院は予約診察なのですが、

外からは、看板をしげしげ読まないで

ホームページも見ないと予約診察!って

判らないですよね!

 

当院は、昼休みもほとんどなく

朝から麻酔処置とかして忙しいのと、

早くお返ししたいので

昼休みほとんど無く、ワンちゃん猫ちゃん達を

お返しするので、

夕方遅めに予約入ってないと、

スタッフは先に帰って、

翌日の英気を養って貰ったりもしています

私も入院が居ないと、早めに締めて

勉強会とかあると出かけたりしています。

 

今日来院されたの初診の方は

玄関ブザーで、出てみると

男性の飼い主さんお一人

紙袋をお持ちなだけで

どこみても

動物が見当たりません

「診察して欲しいのですが」

とおっしゃるので

近くで倒れているかもしれない

交通事故の猫ちゃんかな?

と思いつつ、「交通事故ですか?」

とお聞きしても、違うとおっしゃるので

 

え?どの子を?

と持ち物をまず少し拝見した

紙袋の中も袋ポーチだけ

 

もしかして

ピストルが紙袋の中に?!と

妄想してみたのですが(汗)

 

ポーチの中にハムスターさんが

入っておられましたーーホッ♥

 

ハジメテ動物病院に来られたそうです

 

便が少なく食欲不振で

脱水しておられたように感じだので

まず点滴を!

と思ったのですが

「点滴をこんな小さなハムスターにするのですか?先生は今まで、ハムスターに点滴を

したことあるのですか?」と

飼い主さんは聞いて下さいました。、

 

おお、ナント新鮮な感じ?!

私はまだまだ未熟者に見えたのでしょうか?

それとも、私若者に?見えたのでしょうか??!

妙に嬉しい気分(笑)

 

 

うちには、犬猫やハムスターやうさぎさん用に

気楽に脱水補うために点滴してもらえる

 

「生き生き点滴コース」ってのがあります

 

私は犬には

ビタミン点滴、マイヤーカクテルなど

分子栄養学の考えから

健康長寿の、ために点滴も、したりしています

 

 

点滴位は、超慣れておりますので

ご安心下さいね。

昨日は、子供さんの大切なハムスターとのことで、点滴や注射はやらないで!との希望あり

飲み薬だけお出しして

強制給餌だけご指導させていただきました。

 

どうぞお大事にー

 

 

 

 

 

 

 

 

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猫の吸収病巣にレーザーは必要?

先日、猫の飼い主さんからお電話があり

他院で猫さんが吸収病巣にはレーザー治療が必要で、何十万も必要とのことで

当院はされていますか?とのお問い合わせがありました。

 

お答えは、「猫の吸収病巣にレーザーは必要無い」 です

まずは、そこの動物病院に

歯科レントゲンや、デンタルユニットとか基本的な歯科の治療や検査道具があるかホームページでチェックしてみて下さい。

あとは、レーザーを使うのは

その先生の経営方針かなと感じるのですが

私の存じ上げている

アメリカの獣医歯科の先生は使われません。

 

その吸収病巣のステージを歯科レントゲン等でキチンと調べて、必要な処置があれば、しますし、必要無ければというか、猫さんが痛みを感じるレベルでなければそのままで大丈夫と飼い主さんにはお伝えしています。

 

もしかして、他の歯周炎とか隠れた歯周炎があり口の粘膜が赤いのを吸収病巣と間違えて診断されて無いのか心配です

 

なぜレーザーが必要と思われるのかな?

わかりませんが、歯科に詳しい獣医の仲間の先生達も基本不要だとおっしゃっておられたので

そ私だけの見解ではありませんので

また検討されてみて下さい。

 

 

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皮ふのゼミに参加してみて

大阪であった皮膚ゼミには

 

何時もお世話になっている、アメリカの眼科専門医の辻田先生や

 

獣医皮膚専門医さんや、獣医皮膚認定医の先生達が沢山来られておられました。

 

 

私は今回、なぜ歯周病やビデオオトスコープで耳特に鼓膜の感染が良くなると、涙やけが治る!と犬の飼い主さん達がおっしゃるのかが疑問で、顔面神経支配を疑っているのですが、眼科の辻田先生は私の拙い質問を一生懸命きいて下さり、

 

普通涙やけはドライアイが原因であることがほとんどだけど、この場合

 

顔面神経の刺激からなら

 

シルマーテストという、涙を測定すら試験薬で涙の量を測定したら?と提案して下さり、とりあえず治療前に涙の量を定期的に測定していくことにして、早速今日の涙やけのワンを測定してみました。

 

 

 

うん、確かに涙の量は多い感じでした。

 

でも、眼科はやはり目の病気が疑えたら、紹介だ!と改めて思ったのでした。

 

 

 

あとは、元東京農工大の教授をされておられ、皮膚病学会の元会長をされておられて、今は犬猫の皮ふの専門病院をされておられる岩崎先生も来られていました。

 

岩崎先生とは、以前私が皮膚認定医を目指していた頃に、認定医を取るにはカナダであった世界皮膚病学会に参加する必要があったのもあり、

 

カナダであった皮膚病学会で御一緒した事もあったり、私が診断に迷った皮膚腫瘍等のご相談をさせていただいたり、以前からお世話なっている先生なです。

 

アレルギー以外の皮ふの診断に迷ったときには、やはり皮ふの病理とかを詳しく勉強されておられる方の

 

経験や知識はとても助けていただけるので、専門家というのは

 

つくづくありがたいと思っています。

 

今回は、目と肛門、口など皮膚と粘膜の境界に出る皮膚炎がテーマでした。

 

早速今日は、大阪の歯科に強い動物病院で診察を受けたワンちゃんが

 

「難治性の口内炎」と治療されたと来院されたのですが、治療もしてないのに難治性?とは変だなと

 

嚙むワンちゃんだったので無理せず今回は飼い主さんの写真を

 

色々見せていただくと、どうも

 

口の中だけでなく、口角や扁桃

 

肛門などにも病変が不規則に出てくるようだったので、今日は血液検査だけ検査センターにださせていただき、麻酔して口の粘膜や歯周病や扁桃、肛門などを検査し、必要なら治療することにしました。

 

 

 

早速、この勉強会で出たことで

 

ピン!ときて役に立ちました、。

 

 

 

日々の診察はいかに、色々な知識の引き出しを持っていて

 

サッサと仮説を立てられるか?!

 

だと思っていますので

 

勉強会に行って知識と感を養うのはとても大切だなと思います

 

 

 

さて、皮膚病学会の認定医の話しにもどりますが、今は特に専門だけに

 

こだわると、特に資格をとると

 

それの維持にも時間を取られてしまうので、人の医師でも認定医や専門医を返却される方もおられるとも聞きます。

 

私も、小動物歯科研究会のレベル4は認定医制度には当たらないので楽ですが、躾の資格は定期的に勉強会にでたことを、用紙に出したりとかも必要なので、実は面倒だなと思って悩ましいところでもあります。

 

躾は資格なくても、行動治療をされる獣医さんも多いし、なくても私は日々困らない(汗)のもあり資格って面倒だな、勉強してたら良いし

 

、やはりその学会の考えに縛られてしまったりするので、今のワタシにはもうこれ以上の資格は不要だなとココロから思っています。

 

 

 

最初は皮膚認定医持つとハクが付くからと思っていました。

 

 

 

でも、色々皮膚の認定医に必要な勉強会を全部終わり、海外の学会も行き、発表もし皮膚認定医に必要なカリキュラムを終わって、認定試験をさぁ受けるゾ!

 

という頃には、

 

なぜ、獣医皮膚学会と獣医アトピーアレルギー免疫学会の教える、アトピーや食物アレルギーはこんなにも全然違うのか?!!!💦

 

 

と、頭が混乱し、あ〜大人と、世界の事情なんだねと理解できたので

 

とるのはもうやめよう!と思えたのです。

 

獣医として、患者さんを治せればの

 

単一の資格は、どちらの学会にも不義理なのでとらない!ときめました。

 

特に皮膚の資格は海外、特にアメリカよりなのは感じました。

 

・世界と共通な知識である必要がある

 

獣医皮膚病学会

 

は、アメリカのヒルズの皮膚のフードやフランスのロイヤルカナンのフードを使わないと、海外では動物アレルギー検査センターのリンパ球検査が出来ないから、遅延型アレルギーの概念が海外には通用しないから!💦

 

 

 

獣医皮膚病学会や大学の皮膚関係の先生達も、海外に通用しない検査=動物アレルギー検査センターのリンパ球検査が出来なくてIgE検査しか世界では存在しないので、遅延型アレルギーという概念は検査出来ないので、

 

「国際的に通用しない為」

 

という言い方で、IgE検査を主体にされるのが一般的な特徴です。

 

大学の皮膚関連の先生達も

 

英語の論文で海外に通用することが

 

やはり海外との共通の学問としては必要なのだろうとは判るので

 

皮膚病学会のセミナーや

 

ロイカナやヒルズさんのセミナーでは

 

 

 

「アレルギーの血液検査はあまりあてにならない」とか

 

「今まで食べたことのない新規タンパク質を試す」とか

 

のワードを話される傾向にあります。

 

なのでロイヤルカナンやヒルズを推奨されることが多いです

 

 

 

 

 

 

 

それか、皮膚関係の学会に入られていない獣医さんとかも、ロイカナやヒルズをアレルギー食として推奨されたり、鹿肉とかも勧めたり、除去食はあまり意味がないと仰ったりするので

ホームページとか拝見すると、

最近は所属学会や研究会を書かれていることが多いので、納得したりします

 

遅延型アレルギーである、リンパ球検査は、獣医アトピーアレルギー免疫学会の会長の増田先生が動物アレルギー検査センターが運営されているので、

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会に入っていると、基本食物アレルギーは

遅延型の食物アレルギーを測定するリンパ球検査

の2つを読み込んで考えるのと、リンパ球検査に数値が出ていると

加水分解食も反応してしまうのですが、皮膚病学会だけで学んでいると

「加水分解食はリンパ球検査の数値が出ていても、反応しません」

と仰っておられる先生も拝見したことがあり、ぉぉ!!学会が違うとこう考えてることもあるのね!の

びっくりしたりします。

 

私は、アレルギーの考えかたは

全部

獣医アトピーアレルギー免疫学会の考え方

なので、転院されてきた飼い主さんかま、以前の動物病院で指示された

 

獣医さんの処方食のやり方とか、治療への言い方をお聞きすると

 

どの学会に入っておられるのか?

 

とか両方なのか?とか皮膚やアレルギー関係の学会に入って無いのかも

 

お聞きしたら、ピンと来ます。

 

なので、どちらの学会が優れてるとかでなく私は

 

日本の獣医さんなら、アレルギー検査を全体の獣医さんの80%の方が、アレルギーの診断には、動物アレルギー検査センターのIgEと遅延型の食物アレルギーを測定するリンパ球検査を採用されてるそうなので、

 

この検査を使うなら

 

日本にしか無くて、海外にはすぐには通用しないけれど

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会に

 

加入して検査の数値を、もっと深く読む勉強を、していただけたら

 

犬達や飼い主さん達は混乱せずに

 

助かるだろうと思うのです

 

 

 

もし可能なら、犬の耳👂は歯周病と同じように、母犬から血液感染してると私は疑っていて、歯周病と同じように八割に細菌感染があるとも感じるので、

耳の研究会VEPに入って

耳をビデオオトスコープで麻酔して

キチンと検査されたら

当院ではほとんどが、他院で使っておられた

アポキルやサイトポイントをやめられて

痒みが、消えてしまうことがほとんどなので

外来で、サッと無麻酔で耳をビデオ オトスコープで見て、綺麗だという先生は

本当に残念だなと思ってしまうのです

 

乾いた耳の鼓膜はいっけん不思議と綺麗にみえてしまう、ものなのです。

コレは10年間6000頭以上、いっけん綺麗な耳のビデオオトスコープ検査をしてきて

薬や、除去食までやめたうちの飼い主さん達が

こぞって、犬猫達の耳を治すのに協力して下さいさり、今もアレルギー検査で数値高くても

何も薬やフードも不要です!と言う方が多いことを証明して下さっています。

 

じやー獣医アトピーアレルギー免疫学会も不要なんじゃないの?ですが

食物アレルギーの検査には

膵炎やリンパ腫と診断された犬達が

除去食をキチンとやったことで

膵炎の再発が止まったり、抗がん剤が止められたなんて報告も、この前の

獣医アトピーアレルギー免疫学会で発表されていました。

痒いだけじゃないのが、めちゃくちゃ奥がふかくてドラマチックなのが

獣医アトピーアレルギー免疫学会の食物アレルギーのスゴさなのです。

だから、免疫はめちゃくちゃ勉強しててドラマチックなのです。

 

あ、熱くなってしまいました。

これを読んだ獣医さん達、ぜひ騙されたと思って、日本にしかない、獣医アトピーアレルギー免疫学会と獣医耳研究会VEPに入って

アメリカとか海外へ名をはせなくても先ずは日本の犬猫達を治しまくって、世界を

ギャフン?(死語?)とぜひ日本人の底力と日本の飼い主さんの丁寧で、几帳面な国民性を武器に

海外のアレルギーの薬とか使わないで良いように 一緒犬猫達を治しましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

外来で点耳薬や耳の洗浄をしないで

 

 

 

 

 

勿論、私はアレルギーの数値がいくら高くても、

犬猫達は違和感がある場所を自分では

訴えられないので

 

歯周病と外から見えない鼓膜はビデオオトスコープで麻酔してキチンとチェックして悪いと治療する!

ことで、アレルギーの薬や注射や💊除去食を止められる犬猫達を

 

沢山経験してきたので

 

 

 

 

 

今のハミルザ動物病院は

 

 

 

「色々やっても治らない犬猫の痒みや、皮膚のトラブルはご相談ください!」

 

 

 

でこれからも、やって行きたいと思っています。

 

獣医皮膚病の専門医や認定医や皮膚を専門に診断してくださる先生達がいるから、診断していただいたりした後に

 

皮膚以外から試してみることに

 

飼い主さん達も、腹を括って

 

一緒に頑張ってくだるからこそ、当院は結果が出せているのです。

 

 

 

今、秋の花粉で痒い犬達が多いのか、

 

痒いんです!

 

と新規の飼い主さん達からの

 

問い合わせが日々多いです。

 

 

 

皮膚が悪いワンチャンは

 

若いワンチャンも多いので

 

歯周病も早期に予防できていて

 

私はとても嬉しく思っています

 

 

 

 

 

2つの皮膚の学会

 

国際的に通用しても、しなくても

 

アレルギーの検査やフードは

 

獣医アトピーアレルギー免疫学会and動物アレルギー検査センターが世界一!と本気で思っています

 

 

 

 

 

こんなに宣伝してるのだから

 

学会の年会費サービスしてくれ無いかしら?!

 

というのは冗談ですが

 

 

 

どうか日本の動物の皮膚を勉強したり治療する

 

獣医さん達、両方の学会に入って、日本の犬猫達をアレルギーから守り優れた日本の検査やフードを世界🌏に広めませんか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Hamilza動物病院

〒662-0928 兵庫県西宮市石在町10-26(用海筋沿い、東三公園斜め前、東町バス停前)

TEL:0798-20-7007

受付時間は診療時間内となります(下記参照)

〈車でお越しの方〉

●駐車場は医院前に2台分のスペースがあります。
満車時は病院前通り(用海通)・病院より北側(日本盛本社の斜め手前)のコインパーキングか、周辺の有料駐車場をご利用ください。
駐車場の券をご提出くだされば、1時間分の駐車料金をお出しいたします。受付で駐車場券をご提示ください。

●もしくは、携帯電話番号をお聞きしますので、公園前にて待機いただく形でお願いいたします。(受付までお申し出ください。TEL: 0798-20-7007

〈運営企業〉

会社名:株式会社 One colza(ワンコルザ)
本社:兵庫県西宮市越水町12丁目11番203
設立:2022年11月17日
事業内容:動物病院の運営等
代表者:渡辺一菜

診療時間(予約診療)
診療&手術
9:00~12:00
 
診療&手術
13:00~18:30
手術&処置
15:00~18:00
診療
18:00~20:00
診療時間(予約診療)
診療&手術
9:00~12:00
診療&手術
13:00~18:00
  手術&処置
15:00~18:00
一般診療
18:00~20:00

・診療受付は、終了時間30分前までにお願いします。

・火曜日から土曜日は、当日予約することが可能です。日曜日は当日予約不可となります。

休診日:月曜・祝日


◎日曜日は早朝診療に変更になることがあります

当院の新着情報ブログや公式ライン、Hamilza動物病院のFacebookページ等でご確認ください。
またグーグルカレンダーでも変更については記載しております。
※日曜だけ当日予約が難しい場合があります。

予約診療でお待たせしません
新型コロナの対策として完全予約制になっていますのでお気をつけください。
予約診療の時間は上記の通り設定しておりますが、手術が優先となるため、ご予約のお電話をいただいた際に、手術の終了予定時間をお知らせして、ご来院いただく時間を決めさせていただきます。
予約診療に変更したため、朝から麻酔して処置や手術もしています。
近くの夜間救急動物病院ご紹介
当クリニックは、夜間の診療は行っておりません。診療時間外は、夜間救急動物病院をご利用ください。
その際は、必ず電話してから向かっていただくようお願いします。
近くの夜間救急動物病院のご紹介
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