飼い主さんが 歯を少しでも勉強している動物病院の見分け方は この2つの道具です!

・歯科専用レントゲン

こんな写真が撮れるやつ

・高速タービンなどがセットになっているデンタルユニット

うちは、京都にあるモリタさんのデンタルユニットを

モリタさんが丁寧に修理しつつ、まだ現役で使っています

5つの装置がワンセットになっていて

歯石を除去する超音波スケーラー

・歯を研磨したりする 歯科用エンジン

・歯を分割して切ったりする、高速タービン

・歯を洗浄したりする水がでたり、エアーがでるノズル

・水分などを吸引するノズル

がついています

歯医者さんが、患者さんのそばで使う装置と同じです

何か不具合があったら、すぐモリタ製作所さんが

飛んできて修理してくださっているので25年間使えています

そろそろ 新しいのがほしいけれど、 もう少し頑張ってもらいます

新しいのを買うと、300万位らしいです。

昔もそれくらいした 気がします

動物病院で 基本歯石除去に使っているのが

・超音波スケーラー

モリタさんの超音波スケーラーは

こんなタイプ 30万位なのかな かかっても

50万はしなかったと思います。

これだと 歯石をとるだけ

どこの動物病院にも 基本あるはず

私が卒業した、30年前位の時も これだけは

開業している動物病院に どこでもありました。

これを、数分 使い方を院長に習って

『犬猫の歯石、麻酔かけた時に ついで地 これで取っておいて』

言われ、『そっかー 犬猫の歯って歯石取るんだ簡単だなー』と

新人の獣医師のお仕事でした。

これなら、麻酔なんかかけなくても、犬猫の扱いが上手なら

診察中にも やってあげられるなーと

良かれとおもって無麻酔の歯石除去も、ハンドスケーラーで こりこりと サービスで

取ってあげて、飼い主さんに喜んでもらっていました。

無知って怖い。当時の飼い主さん ごめんなさいでした。

さて、私のブログを読んでくださっている、飼い主さんの中には

これらの文章を読んで

、内容を理解し知ってくださり、

動物病院のホームページーをチエックした上で

『この2つはその動物病院にあったのですが、

診察してお話をきくとあまり 歯について詳しくなかった気がして

ここに来ました』と言ってくださる

ありがたい方もおられました。

感謝です。

私も、25年位まえにこの2つの機械を買うのに

どれだけ 躊躇したか。

でも、アメリカの獣医アメリカ歯科専門医の先生の勉強会に参加させていただくようになって

習っても、まず歯科レントゲンの撮影の練習をしたり

抜歯した歯で、道具や器具を使って、習ったことの復習や練習をするには

機械がないと、練習もできないのです。

歯石除去なら、良いのですが

歯のつめものや、歯の神経を抜いてつめものをする歯内療法や口腔外科は

いざ本番は自分の患者さんになるわけなので、

失敗は許されないし、師匠も 決して じゃーみてるから

やってごらん!もないのです

だって 口の治療は 皮膚の縫合や 腸の縫合より、何倍もやり直しが効かない

場所だからです

人だと、人の抜いた歯や牛や豚の歯などで練習するとお聞きしました。

牛の歯は ちょっと人の歯に似ているのだそうです

私たちは、犬猫とうさぎが対象で、犬は犬 猫はねこ

うさぎはうさぎで、全然違う構造です。

私は何回も、師匠の先生の講義や実習を見学させていただいた上で,

抜いた歯や獣医アメリカ歯科学会のトレーニングコースなどで、実験用の

犬やねこ ,うさぎでトレーニングを繰り返し

いざ 本番を繰り返し、実際治るまで

ドキドキで その成功を繰り返し 今もやってきているという

感じです

特に重症な犬猫たちの口腔外科は毎回 同じ状況ではないので

前の日に よく寝たり、疲れていたら マッサージに行ったりして

体調を調えて、こころおだやかにして手術に望むのが 私の前日の

作法です

でも、1歳半から2歳半までに

予防歯科をやって、できたら歯磨きをしていただき

3から6ヶ月に一回、人と同じように

歯のメンテナンスをしていけば、

『あーここの場所が ちょっと歯肉炎がひどくなってたけど,治療しておいたからね』

とか

『あー、ちょっとここの場所が歯周炎がひどくなって、顎の骨が減って歯周ボケっとが深くなっていたから、

歯周炎の再生治療がそろそろ適応だから,今度やって歯周炎を治療しようよ』

とか

犬は人と違って 虫歯はほとんどないので(猫はない)顎の腫瘍も

時々歯科レントゲンでチエックはしつつ

そんな,人と同じ 歯科ケアライフを

当院にずっと通ってくださっていると、私が色々アメリカの歯科専門医の先生から

学んできた 抜歯だけじゃない テクニックも 使って部分治療をしてあげられるのです

なんで、犬猫だけ いつまで

歯石を目安に歯の治療をしてるの?

これは、、やはりかかりつけの獣医さんたちに

歯科の基礎知識がないから、飼い主さんたちが

その説明をすっかり、信じてしまっているからにほかならない

からです。

すみません。

でも 私も卒業して アメリカ獣医歯科専門医さんたちから習うまで

本気でそう信じていたし、今も 私の同級生の方たちが

獣医大学で 教授とかではたいらいていたりされるのですが

『りえ、犬の歯石とるだけじゃ なんでだめなの?』

と 無邪気に聞いてきてくれたり するので

答えに とてもこまるのです

でも、きっと これを読んでいる方に お医者さんがいても

きっとそう思っておられるのでは ないかなと思います

私も身内やお友達に お医者さんがいて

『歯磨きグッズ こんなの使ってみてるけど、歯医者は行ってないよ』

って話もよく聞くのです

歯医者さんや 歯科衛生士さんの話と すごく 温度差があるのです

私も犬猫やうさぎの歯科を勉強するようになって

その間に、骨折の治療や胃腸の外科や 皮膚の腫瘍や

アレルギーや

耳のビデオオトスコープなど勉強してきましたが

学問としては、アレルギーや免疫が

とても 深くて面白い世界だと思って はまってもいますが

テクニックとか 手術をかんがえたら

私のかかりつけの歯科医さんが

スタッフに言ってたように

口腔外科が 外科の最前線で失敗のやり直しがききづらい

分野で やりがいと こわさがある場所だなーと

しみじみおもっています

でも、犬猫は人と違って、動脈や脳や鼻が

歯の根に直結していいるので

そんな危険な手術をしなくて 良いように

もっと ブログやメルマガやYouTubeやインスタで 飼い主さんたちに

啓蒙していかないとな としみじみ思うのです

もちろん 基礎的な歯科の知識を すべての獣医師が

獣医大学でまなべるようになることは

必須だと思っています

農水省は 指導者不足ということで、歯科のカリキュラムをくみこむことを

却下したそうですが

アメリカの獣医歯科専門医さんたちを お招きしたら

なんとかなると私はおもっています

そうすると、歯科に詳しい獣医師への紹介する

獣医師も増えてくるとは思うのですが

歯科に興味をもって、海外で勉強してくる獣医師も

もっと増えたら、歯科は最初から 人のように

歯科の動物病院へいく のが普通になったら

一番だと思っています

歯科は 仔犬子猫の小児歯科からあって

ちょっと学んだだけでは さすがに

人の歯学部があって、歯科いさんが

あれだけ日々学んでおられる位 たきに渡る分野なので

飼い主さんの 感覚も そうなっていただけるのが

獣医大学で、歯科の基礎教育がどうにゅうされる

いつの日かまでは、 一番よいのでは

とおもっています

まずは、犬猫の飼い主さん

犬猫かったら 仔犬子猫のうちから

歯に詳しいと思える

(基礎的な見分け方は 最低こんな器具にお金をかけていることです) 

・歯のレントゲン

・歯のデンタルユニット

(歯の超音波スケーラーは どこの動物病院でもあるので ご注意ください)

器具をかわないと 本だけ読んでも トレーニングができません

器具を買っていないということは、他の外科器具で代用できる位とおもっておられる

ということだと 私は感じています

人も、外科医さんは抜歯しても 良いらしく 歯を抜くこともあるそうです

でも、実際交通事故などでアクシデントであれば、ありかも

と思うのですが、

皆さんは、自分のワンちゃん猫ちゃんに

そんな治療をうけさせたいとおもわれますか?

私は歯科に 長年 多くの時間とお金をかけて勉強してきたつもりで

まだまだ それでも不十分だと はおもっていますが

難しい治療を必要としない 適切な予防歯科を知っていただくことが

犬猫の飼い主さんへの 一番の恩返しであり

私の使命だとも 今おもっています

そうすると、そんなに難しいテクニックまでできる獣医師を

増やすのは 時間もお金も その獣医師の技量もとわれますが

予防歯科なら できる獣医さんたちは 増やすことが

今からでも可能なのではないかな と淡い期待をもっている

今日このごろなのです

まずは飼い主さんたちが 日本の動物の歯科の現状をしることです

このことはシークレットでもなんでもなくて

獣医大学のカリキュラムをみてみると 実は一目瞭然です

まずは、飼い主さんたちが 知識を増やしてみてください

インプラントは 犬からスタートしました。

犬猫も人も 歯の形はちがえども同じ動物で,歯垢=プラーク=歯糞(はクソ)から

歯周炎や歯肉炎になることは 何もかわらないのです

どうぞ お大事に

麻酔をこわがらず、麻酔をかけてまで

やる必要があるのが 予防歯科と 犬猫は 耳のビデオオトスコープ検査&治療です

人の歯周病菌は 母親の子宮や産道で血液を介して

感染することが知られています
きっとそれは犬猫も同じ
そして 耳の感染も 私の発見では 仔犬子猫から起きています

感染ルートは やはり血液感染では?といま仮説をたてています

この発見は 仔犬や子猫を 歯科で麻酔している私だからこそ

ビデオオトスコープで検査ができています

もし ご興味ある飼い主さんは

仔犬や子猫を連れて ご来院くださいね

獣医大学の先生たちと協力して

親犬と同じ菌の遺伝子が発見できたら すごいなとおもっています

Hamilza動物病院は 犬猫の 歯と耳が健康寿命をきめると思っています

なんて 良いネーミングなんだろう❤

100ねん後 そんな犬猫の歯や耳が予防できて

病気の少ない元気な犬猫がたくさんいる

世界になっていますように