尿検査が大切な理由は、人間も動物も同じで、おしっこ(尿)は健康のバロメーターだからです。尿を検査をすることにより、下部尿路感染症、慢性腎不全などの泌尿器系の病気や糖尿病などを見つけることができます。

 

当クリニックでは、年に1〜2回の尿検査や血液検査をおすすめしていますが、ネコちゃんは来院されることが少ないため、脱水や腎臓病などの発見が遅れることがあります。最近、飲水量が多い、便秘がちと感じた時には、腎臓病の初期症状だったりします。気になるネコちゃんは、ぜひお連れください。

 

〈尿検査でのおしっこの採り方〉

 

パターン1

猫ちゃんのトイレの砂をできる限り少なくする。(ペットシーツなら、ひっくりかえしておいてください)

砂の無いところ(ペットシーツならビニールの上)に、おしっこが残っていたら、そのおしっこを、お弁当用のしょうゆ入れなど(新品)に吸い取ってお持ちください。

 

パターン2

採取したいと思った時は早い段階から、ネコちゃんがトイレに行く時はできるだけついていき、見られるのに慣らしてください。見られることに猫が慣れてきたら、紙コップや野菜のトレイをキレイに洗って乾かしたので受けてください。それをお弁当用のしょうゆ入れ(新品)等で吸い取ってお持ちください。

 

注意

できるだけ採取したその日のうちにご持参ください。

持ってくるまで涼しい所で保管ください。(できれば冷蔵庫が理想です)